舞台空間に“記憶”を咲かせる。
物語を纏うフラワーアート
東日本大震災をテーマに創作された、DOAバレエ団主催の舞台「彩 -IRODORI-」
物語の中に流れるのは、四つの記憶。
その記憶をなぞるように踊るバレエダンサーたち。
そしてその背景に広がるのは、剥き出しの木々が静かに佇む、奥行きある空間。
この舞台では、アーティストKAZUO KONNOも出演。
物語が進むごとに、むき出しの木に花や緑が添えられていく。
舞台上で活けられるその瞬間の表現は、まさにライブならではの共鳴。
植物の静けさとダンサーの動きが重なり合い、空間に新たな息吹をもたらします。
伝統と現代、静と動が交差する舞台美術。
一瞬一瞬の変化が、観る人の記憶に残る「生きたアート」として空間に宿ります。
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